サ高住と特別養護老人ホームの違いとは?似てそうで似てない二つの制度を解説!問題点が爆発か?

サ高住とはなんだろうということ多くの高齢者にとって、または自分の親に介護が必要な場合は大きな疑問であろう。そもそも、サ高住とは何か、また特別養護老人ホームとどんな点で違っているのかについて説明します。

サ高住は一言で言ってしまえば高齢者向けの賃貸みたいなもの

サ高住とはそもそも、高齢者住まい法によって定められた高齢者向けのサービスだ。よく間違えてしまう点が二つある。

一つ目がサ高住を「施設」だと考えてしまうことだ。サ高住は「住宅」でしかないのだ。つまり、それは介護保険上の介護保険施設ではないということを示している。

二つ目はサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の「サービス」とは生活の相談と安否確認を示している。つまり、それは介護保険サービスがついていることが当たり前ではなく、また介護職員の雇用を前提としていない。

サ高住は生活相談サービスと安否確認を行う賃貸ということだ

特別養護老人ホームはサ高住と違って介護を行うのか?

特別養護老人ホーム(特養)は介護保険法に定められた介護老人福祉施設だ。

指定介護老人福祉施設は、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難な者に対し、指定介護福祉施設サービスを提供するものとする

(引用元:平成十一年厚生省令第三十九号)

上記に引用した文章からもわかる通り特別養護老人ホームは常に介護が必要とされている人を対象としている。特別養護老人ホームでは重度の介護を必要としている人のためにも、重装備と手厚い配置を施設内に求められている。

では、特養で求められている基準を具体的に見てみよう
  1.  看護職員と合わせて入所者三名に対して一名以上の配置
  2.  ユニットケア型の場合、2ユニットにつき一名以上

サ高住を特別養護老人ホームだと勘違いしてしまう人が増加

ここまででサ高住と特別養護老人ホームの違いを定義を出したうえで見てきた。しかし近年ではサ高住を特別養護老人ホームだと勘違いしてしまう人たちが増加している。その原因がサ高住の「施設化」である。サ高住は最初にも見てきたようにあくまでも「高齢者向け住宅」であり「施設」ではない。だが、近年では全額自己負担の家賃部分・住宅に付いてくるサービスについては採算度外視の低料金で入居者を確保し、介護保険が効く介護部分については併設の介護事務所で効率的に稼ぐサ高住が増えている。つまり、サ高住は常に常に介護を必要としている人を集めて、特養がするようなサービスを行っている。

要介護の人は特養、軽介護の場合はサ高住という形が壊れつつある